最高品質の楮美術用紙。でも一つだけお伝えしないといけないことがあります。

あなたは書道や水墨画、水彩画の作品を作るとき紙はどうやって選んでいますか?

かみこやの手漉き和紙

教室などで紹介された紙をつかっていますか?それとも自分で見つけたお気に入りの紙を使っているでしょうか。

いろいろな紙の選び方があると思いますが、紙漉き屋としては絵や書そのものと同じぐらい紙も仕上がりに大きな影響を与える大切な作品の要素だと考えています。

反対に下手な紙を選んでしまうと、最悪の場合時間の経過と共に変色したりボロボロと破れてしまいます。

たとえ手漉き和紙であっても原料と製法に大きな幅があるので、実際に使ってみて、また作り方を確認しないと紙質は分かりません。

それから残念ながら、工業的に作られた紙は自然環境への負担がとても大きいです。持続可能性が大切にされる現代では、どのような紙を使っているかは作品性に影響しています。

そこでぜひ一度、かみこやの手漉き和紙を使ってみて頂きたいです!

かみこやの和紙の特徴

この和紙は一般的に最高品質と言われる徹底した手漉き和紙の製法で作りました。

製法

  • 原料 高知県産楮
  • 煮熟 消石灰
  • 漂白 天日漂白
  • 打解 手打ち
  • ネリ 無添加トロロアオイ
  • 乾燥 板干し

特徴

  • 保存性
  • 特徴的な滲み
  • 持続可能なプロダクト

保存性

和紙の寿命は1000年以上とも言われますが、まさにこの紙は歴史の中で品質が証明されてきた伝統的な方法で作られています。

保存料や漂白剤を使っていないので紙の変色や劣化が他の紙に比べてとても少ないです。きちんと保管すれば、あなたよりもこの紙に描いた作品の方が長生きするでしょう。最高傑作を描くには最適の紙だと思います。

伝統的な製法では化学薬品を使わないので、繊維が傷まずに紙の保存性が失われません
でも一つだけお伝えしておかないといけないことがあります。

それは、今回販売する紙を漉いたのが6月ごろだったということです。

どういうことかと言うと、和紙は寒漉きが一番、つまり寒い時期に漉いた紙が一番品質が良いとされているからです。水温が低いと水の中の細菌が繁殖しにくく、生ものである和紙のパルプがより良い状態で仕上がるからです。

だから今回の紙は私たちが考える「最高の美術用紙」とは少し違うかもしれません。

それでも販売をするのは、漉いているときの感覚が冬と変わらなかったからです。明らかに品質に影響が出るときは漉いていて分かります。

10年や20年で差が出来るとは考えられません。もしかしたら100年200年でも差がないかもしれない。証明することはできません。

それでも、和紙の歴史の中で「寒漉き」という言葉が生まれた以上、あなたの大切な作品の用紙になる可能性がある以上、ちゃんととお伝えしないといけないと思いました。

特徴的な滲みとカスレ

和紙は伝統的に書道の淡墨作品としては使われてきませんでした。

しかし、10年間和紙と書道の組み合わせに取り組んでいる、書家であり大東文化大学講師の日野楠雄さんはこうコメントしてくれています。

「かみこやの楮100%の紙には、その表現に極めてマッチしたおもしろさがある」。

かみこやの楮紙を使った作品「舞 -日野楠雄」

書道に限らず水墨や水彩など、他のアートでもこの紙を使うことによって、新しい表現に出会い、他の作家との差別化にもなるかもしれません。

この紙があなたの表現の可能性を広げることができると信じています。

持続可能な製品

原料栽培から製造工程まで化学薬品を使わない。耕作放棄地で原料を栽培する。ささやなかながら限界集落に雇用につくる。

私たちは自信をもって「この紙は持続可能な社会に貢献する商品」だと言えます。あなたがもし自然環境や持続可能な社会の実現に配慮していたら、この紙はピッタリです。気持ちよく創作に取り組めます。

美しい里山の風景こそ、かみこやが守っていきたいものです

あまり知られていない楮の品種

今回販売するのは「これがかみこやの美術用紙だ!」という紙を今研究している中で、滲みの違いを調べるために品種別に漉き分けた楮紙です。楮に品種がいろいろとあることはあまり知られていませんが、実際にはいろいろな紙質の違いが生まれます。

品種別に原料を管理しています。

今後かみこやの美術用紙の品種として採用する可能性の高い赤楮(あかそ)、若山楮(わかやまそ)、地楮(かみこや周辺に野生化していた楮)の3種類のうち2種類を取り合わせてセットにしました。どれも自家栽培の楮です。

お試し販売します

まだ美術用紙としての商品化が終わったわけではありませんが、今回はお試しセットとして在庫を販売します。これからは受注販売を中心にする予定です。お気軽に購入して頂けるのは今だけになるかもしれません。

また今、かみこやの無料のメールマガジンに登録して頂くと、10%割引のクーポンを発行しています。下のボタンから登録ページに進んでご登録下さい。

在庫には限りがありますし、クーポンの有効期限は9月30日までですので、お早めにご購入下さい。

ショップページ

この紙で作品を作って、思い通りの作品作りに取り組んで下さい。

滲みの違いをご覧ください

先日、私の大学時代のゼミの教授が水墨画を趣味で楽しんでいると知ったので、当時のお礼も兼ねて紙を送ったところ普段使っている紙と書き比べた画像を送ってくれました。

左が普段使われている市販の紙、右が私たちの紙を使った作品です。はっきりと違いが見て取れます!

芸術ですからどちらが良いかという話は置いておいて、先生は「難しいテクニックを使うのがやりやすかった」と言って下さいました。

かみこやではロギールが作品も作っていますが、基本的には紙漉き屋は「素材屋」だと言われます。素材屋として、使う方の役に立てるほど嬉しいことはありません。

ショップページ

ぜひあなたの作品作りでもかみこやの紙を試して見て下さい。

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