ヘグル
原料からの和紙作りで、仕上がりの質や表情に大きく影響する「ヘグル」という工程があります。原料の表面を包丁等で削り落とす作業です。
こちらがヘグル前の原料。
白い部分、緑の部分、黒い(茶色)い皮があります。もちろん、ヘグらずにすべて紙に漉くこともできます。この削り具合で紙質を調整します。
こちらは白い部分以外ほとんどヘグった原料。
こちらは緑の部分を比較的多く残してヘグった原料。
ヘグる方法は地域や原料によっていろいろありますが、かみこやではこのように包丁で台に押さえてやるやり方が主です。こちらは高知高専の学生さんがワークショップに訪れた時の様子です。
目的に応じて、もう少し細かい原料をヘグルときもあります。
機械化のできない、和紙作りの大切な手作業です。