高知高専ショウガ和紙ワークショップ

高知工業高等専門学校の学生さんがショウガを使った紙を発展させるために、1泊2日でワークショップにお越しになりました。

高知は台風などの災害が多く、生産されても出荷されないショウガが多いのではないかというところに課題を見つけ、その活用方法として紙を作ることを地方創生推進室主催のコンテストで提案され、優秀賞を受賞されています。

 

ワークショップは1日目にまず基本的な手漉き和紙の技術を学ぶために、実演ワークショップを受講して頂きました。(実演ワークショップについてはこちら

生きている和紙の原料を観察するところから始まります。

 

その後一連の原料処理工程を学習します。

 

そして流し漉きを体験。ここまでの工程にいろいろな手漉き紙に応用できる要素がたくさんあります。

 

そして次の日はいよいよショウガの紙に取り組みました。前日に少し用意を進めていたショウガ原料をつかって、朝から漉く工程に取り組みました。

 

いろいろな部位や状態のショウガ原料(ショウガ専門 株式会社あさの 提供)を持ってきていました。ロギールも興味深々です。

 

時間一杯つかって、技術の習得と試作に取り組みました。工房が研究室になっていました!

 

こちらが試作品のうちの1枚です。なかなか、紙らしい様子です。

 

紙によっては風味が残っているものもあります。何度か試食もしてみました。

お味の程は、、、 研究発表までのお楽しみ!?

 

皆様興味を持って取り組まれていて、成果の多いワークショップとなりました。これからのショウガ和紙の発展に期待です。